No.27
写真家然とする浦島氏
◯…英語学校ジョイ・イングリッシュ・アカデミー学院長の浦島久氏(65)は私の英語の先生だが、最近は写真家然としている=写真。写真展の開催や父・浦島甲一氏(故人)の跡を取り、豊頃町内の「ハルニレ」を撮っているうちはまだ趣味の域だと思っていた。8月に「ジュエリーアイス」の写真集を出版し、大ヒット。2版目も手中にあり、プロカメラマンの戸張良彦氏(62)は「素人の水準を抜けたハイレベル」と評している。
◯…ジュエリーアイスは1月中旬から2月下旬の極寒の約60日間しか見ることができない。今年、彼は午前4時起床、同5時出発、同6時半にカメラを備える生活を30日間続けたという。2012年2月に彼が氷の芸術品を「ジュエリーアイス」と命名した。昨年1月、ニューヨークタイムズ電子版がこれを世界に発信、拡散されたことがブームのきっかけとなり、平日は80人、土日は約700人のカメラマンが訪れている。
◯…いつの時代も人々は宝石に魅了されるもので、このネーミングの力は計り知れない。来年はどれほどのトレジャーハンターのビッグウェーブが押し寄せてくるか期待して止まない。(会長主筆・林光繁)