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No.40

日本一の牛飼いに

 ◯…青年が「日本一の牛飼いになる」と目標を定めたのは小学3年生の時。父に連れられて行った牛の売買市場で入札する牛飼いたちの姿が「カッコ良く」一瞬でとりこになったという。

 ◯…社名は「ノベルズ」。英語のnobel(物語、小説)を引用した。上士幌町で酪農畜産業を営む社長、延與雄一郎氏(41)は「会社のストーリーを社員と一緒に書き上げていく覚悟を名前にした」という。そのセンスの良さは、経営にも如実に表れている。今期、新規雇用は100人。東京にも食肉関連の飲食店3店舗の進出を計画中。

 ◯…帯広農業高卒業後、1996年、18歳の時に渡米(ネブラスカ州の牧場に弟子入り)して馬にまたがり、5千頭の牛を追うカウボーイになった。1年間修業、精神力を養った=写真。帰国後、2007年に2頭の牛を所有して同社を立ち上げた。わずか12年で牛は2万5千頭、従業員350人、総売上は200億円に達した。「農業を発展させるには付加価値を付けることが不可欠」と次々に手を打つ。ナポレオンは「英雄とは希望を配る人のことだ」という。十勝農業にNew Heroの誕生である。(会長主筆・林光繁)

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