No.21
不幸中の幸い
○…「実に“ラッキー・ボーイ”だ」と私は驚がくした。6月17日、消防団総合演習の会場で脳梗塞に倒れた小野信次音更町長(70)=写真=が、わずか2カ月半の治療で8月29日、職場復帰した。重い病状にもかかわらず、恐るべき早さで健康を取り戻した。
○…表彰状を読み上げている際、言葉に詰まり、ゆっくり倒れ、後ろにいた消防団員に抱き止められた。救急車は消防の所管、30分後には帯広厚生病院のベッドの上に。友人から「倒れた所が好運だ。やはり“持っている”人だ」と言われた。
○…町議当選から20年。この6年は議長として、故寺山憲二町長と行動を共にした。疲労がたまっていた。「町民と濃密な対話をし、国道241号線の4車線化をHapioまで造成するなど課題に全力で取り組む」と、3キロ体重は減ったが気力は増している。「無病息災」に越したことはないが、「一病息災」から学ぶことも多々ある。小野町長のラッキーさと手腕で「ツイン・シティー」を実現してくれるであろう。(会長主筆・林光繁)