No.19
ニューヨークファッション
○…曽根純男さんはNY(ニューヨーク)に住んで40年。私の長い友人である。9月29日、私を訪ねて来てくれた。NYのファッション・トレンドは「変化を加えたリバイバル」だそう。
○…彼のオーラは、その光景を虹色に変化させる。まさにNY仕込みのスタイル。今日のジャケットは「アレキサンダー・マックイーン」(英)。黒のドスキンの胸部分に、別布で流線形のグレンチェックがあしらわれている。インナーはピンクのスエット生地にモスキーノ(伊)のアニマル・プリント、ジーンズは白黒のストライプ。このグローバルな着崩したファッションは彼の王道。誰にもマネすることはできない=写真。
○…23年前、自社ブランドのSSN(すみおそねNY)を立ち上げたほど。「ヘビ、ワニ、ウナギなどの皮を用いた創作ジャケットを作っている」上、実家も衣料品店だったから、ファッションはお家芸。仕事はディスコ、プロデューサー、小説家の顔も持つ。ダーウィンはこう言った。「進化し続けるものだけが生き残る」。66歳、彼のさらなる変化が楽しみだ。(会長主筆・林光繁)