自由訳 十勝日誌~松浦武四郎原文(10)「凍えた滝 美しさにうたれる」
安政5年(1858年) 2月28日 真冬のような猛烈な風に雪が舞い、それはまるで本州で砂嵐が吹き荒れるのと同じような状態です。磁石の針を東北東に定めて2キロほど歩き、トドマツが生い茂る山に登りました。その山の険しさといったら、手のひらを天に向かって立てているようで、一歩踏み外せば、物凄く深い谷に..
安政5年(1858年) 2月28日 真冬のような猛烈な風に雪が舞い、それはまるで本州で砂嵐が吹き荒れるのと同じような状態です。磁石の針を東北東に定めて2キロほど歩き、トドマツが生い茂る山に登りました。その山の険しさといったら、手のひらを天に向かって立てているようで、一歩踏み外せば、物凄く深い谷に..