IST工場や発射場紹介 大樹でオンラインツアー 北海道宇宙サミット開幕
【大樹】「北海道宇宙サミット2021」が4日に開幕、初日は大樹町内のロケットベンチャー・インターステラテクノロジズ(IST)の工場やロケット発射場をネット上で紹介するオンラインツアーが開かれた。
サミットは、北海道・十勝でのスペースポート(宇宙港)構想の機運を高めるのが目的。大樹町、スペースコタン、IST、とかち財団、十勝毎日新聞社で構成する実行委員会が主催した。5日は帯広市内でカンファレンス(全体会合)が開かれる。
オンラインツアーはISTや射場のほか、町の交流施設SORA、多目的航空公園の滑走路などを結んで企画。IST創業者の堀江貴文さん、同社の稲川貴大社長、スペースコタンの小田切義憲社長が案内役を務めた。
ISTの本社工場では、堀江さんがロケットの模型や部品を示しながらISTの取り組みを紹介。「日本の宇宙開発は国が主体だったのでなかなか進まない側面があった。民間が手掛けることでコストダウンとスピードアップを図りたい」などと述べていた。(能勢雄太郎)