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子牛も万全 越冬コートでぬくぬく

牛舎内で防寒用のジャケットを着て過ごす子牛(11日午前9時50分ごろ、金野和彦撮影)

 厳しい冷え込みが続く中、十勝管内では、牛舎にいる子牛も防寒用のジャケットを着て寒さをしのいでいる。生まれたばかりの子牛は寒さに弱く、防寒着はこの時期の必需品となっている。

 ホルスタイン、和牛、交雑種合わせて約5000頭を飼育するトヨニシファーム(帯広市豊西町)では、生後約1カ月までの和牛の子牛10頭が、菱中産業(帯広市)の「カーフコート」を着用している。

 和牛の子牛はホルスタインと比べて身体が小さく、冷えやすい。ミルクだけで育てるため体温保持も難しく、12月から寒さが和らぐ春先までジャケットを身に着ける。

 小倉修二社長は「暖房も設置しているが暖かい空気は上に逃げてしまう。ジャケットは保温効果を高めるのに必要」と話している。

 帯広測候所によると11日は寒さが緩み、帯広の気温は正午現在で氷点下2・6度。12日の帯広の予想最高気温は6度で、週末に向けて温かくなる見込み。(中島佑斗)

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