「食べる通信」一堂に 3月にエキスポ&マルシェ
【東京】全国で発行されている、地域の食材付き情報誌「食べる通信」のイベント「食べる通信エキスポ&マルシェ」(実行委員会主催)が3月5日、都内渋谷区のGoodMorningCafe千駄ヶ谷店で開かれる。全国23の食べる通信の編集長えりすぐりの農畜水産物を、料理やマルシェ(市場)形式で楽しめる内容で、各地域が持つ「食の力」を再認識してもらう。
「食べる通信」は2011年の「東北食べる通信」の刊行を皮切りに、現在は北海道から鹿児島県まで、全国26地域で発行されている。各地の多種多様な一次産品を取り上げ、生産者の思いを紹介する冊子が食材とともに届く仕組みで、生産者と消費者をつなぐ媒体として、読者が広がっている。各通信の編集長が定期的に集まる中で、一堂に集まる機会をと同イベントを企画した。
当日は「北海道食べる通信」で掲載した松橋農場(更別)の黒毛和牛の他、新潟魚沼産コシヒカリ、鹿児島産ブリなど各地の食材を使った料理をビュッフェ形式で楽しめ、一部食材を即売もする。農村ホームステイ事業を進めるノースプロダクション(浦幌)の近江正隆さん、生物学者の福岡伸一さんによるトークショーも予定している。
冊子に登場した生産者も参加する他、編集長が各地の通信や食材をPRする「プレゼン総選挙」も予定している。北海道食べる通信の林真由編集長は「各地の食材の魅力と『食べる通信』を知る場になれば」と話している。入場料は昼の部のエキスポが3000円、夜の部の大懇親会が4000円。問い合わせは事務局(expo@taberu.me)へ。
(原山知寿子)
◆食べる通信エキスポ&マルシェについて
・概要等-日本食べる通信リーグホームページ