帯広産豚で新商品 メンチカツと串に ニッポンハム 物産協会連携の第2弾
ニッポンハムグループの販売部門を担う東日本フード(札幌)が帯広物産協会らと連携して、帯広産豚肉を使用した新商品を販売する。取り組みは同協会が事務局を務める北海道フードネットワークプロジェクトの一環。2021年に製造した「おびひろ豚焼肉」に次ぐ第2弾。
豚肉はニッポンハムグループのインターファーム(青森)が帯広で運営する養豚場「十勝めぐみ牧場」産を使う。同牧場では年間約6000頭を飼育、出荷した豚肉は主に「道産豚肉」として販売されてきたが、付加価値を高めるため産地を「帯広産」に絞った。
製造はオリエンタルフーズ(帯広、遠藤明徳社長)と東洋食肉販売十勝事業所(帯広、片山丈浩所長)が担当。「イケてるメンチカツ」(3個500円)と「帯広豚カルビ串」(5本1600円)の2品を開発した。メンチカツは2種類の味があり、他社製品と差別化するためニンニクや塩こうじで味付けした。豚串は1本100グラムで通常の倍ほどの大きさ。手作業で肉の筋を断ち軟らかく仕上げた。
東日本フードの佐藤竜一指導主幹は「商品化は帯広産の豚を認知してもらうきっかけになる。十勝の人の支持を得て、地産地消につながれば」と期待する。
販売は、とかち物産センター(帯広駅エスタ東館2階)とハピオ(音更)で豚串は20日、メンチカツは27日から。(吉原慧)