日本販売士協会から表彰、十勝初 ザ本屋さん
ザ・本屋さん(帯広市、高橋智信社長)は、日本販売士協会(本部東京)が主催する今年度の「販売士制度表彰」に、全国で唯一選ばれた。15回目となるが、十勝の企業としては初の受賞。従業員の6割が販売士の資格を有する点が評価された。
販売士はマーチャンダイジング(商品計画、価格設定、サービス立案等)や、ストアオペレーション(仕入れ、商品加工、売り場づくり、接客販売等)の知識などが問われる資格。
表彰は、販売士資格の取得を奨励するなど社内の人材育成に活用している企業や、販売士検定試験の学習内容を取り入れている教育機関などが対象。2006年から実施。道内では函館商業高、山三ふじや(千歳市)などが受けている。
ザ・本屋さんは従業員37人(当時)中、24人が有資格者。取得は長年推進し、約20年前からは社内で試験対策講座を開催、合格者には受験費用を助成してきた。
表彰式は4日にオンラインで開かれた。高橋社長自身、1級の資格を持ち、販売士を教育する「登録講師」。「マーケティングなど流通の専門用語、知識を得ることで、取り次ぎ大手の担当者などとスムーズに話ができる。社員の自信につながり、スキルが高まる。今後も推進したい」と喜んでいる。(佐藤いづみ)
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