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北王コンサルタントが上位500社に認定 健康経営優良法人

野菜通信を持つ尾藤さんと認定証を持つ佐藤寛総務部長(右から)

 従業員の健康増進に取り組む法人を顕彰する国の「健康経営優良法人2021」で、今年新設された中小規模法人部門の上位500法人「ブライト500」に、建設コンサルタントの北王コンサルタント(帯広市、石川健司社長)が十勝管内で唯一認定された。従業員への野菜の提供など、食を通じた健康増進の取り組みが評価された。

 同制度は2017年に創設され5回目。今年は大規模法人部門で1801法人(道内38法人)、中小規模法人部門で7934法人(道内271法人)を選定した。十勝からは23法人(大規模5法人、中小規模18法人)が選ばれている。

 これまでの大規模部門の上位500法人(ホワイト500)に加え、今年から中小規模部門でも上位500法人を選定することになった。認定は1年ごとに更新する。

 「定期検診受診率実質100%」「病気の治療と仕事の両立の促進に向けた取り組み」「食生活の改善に向けた取り組み」「運動機会の増進に向けた取り組み」などの15項目で基準を満たす法人が対象。

従業員に提供された野菜セット

 北王コンサルタントは健康診断の再検査の受診勧奨、再検査時の特休取得、オプション検査の費用補助、インフルエンザワクチン費用の全額負担、テレワーク環境の整備など働き方改革に取り組み、全15項目で基準を満たした。

 特徴的なのが食の取り組み。グループ会社の北王農林(幕別町)と、指定管理施設のサラダ館(帯広市)で生産した野菜を従業員に無償で提供、管理栄養士や野菜ソムリエの資格を持つ社員が野菜通信を月1回のペースで発信し、旬の野菜の栄養素やレシピなどを伝えている。仕事の息抜きとして、社員に野菜のおやつも提供している。

 管理栄養士で、健康経営を担当する総務部総務課の尾藤寧音さんは「社員同士で野菜や健康について話をする機会が増えている」とし、社内の健康意識の高まりを感じている。

 今後、運動の部分にも力を入れる構え。4月に自転車通勤用の駐輪場を設置、社有自転車も購入することにしている。尾藤さんは「取り組みが認められてうれしい。来年の認定に向けて気を引き締めたい」と話している。(津田恭平)

 管内の認定法人は次の通り。

▽大規模法人部門=NKインターナショナル、三洋興熱、ズコーシャ、医療法人社団刀圭会、社会福祉法人刀圭会、
▽中小規模法人部門=北王コンサルタント、エイブルコンピュータ技研、NKユナイテッド、オカモトホールディングス、帯広ジャパン、オフィス21、カーオート・ジーエム、きずな保険エージェンシー、相互電業、西岡建設、ニチゴ産業、萩原建設工業、菱中産業、深井、フジ暖房工業、北海道エコシス、マテック、安井測量設計事務所

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