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ヌプカ別館4月15日開館 帯広第一生命館 予約始まる

自転車が格納できるタイプの部屋も用意した(十勝シティデザイン提供)

 帯広市中心部で「ホテルヌプカ」を運営する十勝シティデザイン(帯広市、坂口琴美社長)が、帯広第一生命館(西1南10)の改修に合わせ館内に新設しているホテル別館「NUPKA Hanare(ヌプカ はなれ)」などのオープンが4月15日に決定した。宿泊予約の受け付けは今月15日から開始、4月27日分までは開館記念として、平均の半値以上安い1泊2人で5000円(朝食付き)のお試し特別プランを提供する。

 同館は第一生命保険(東京)が所有する1974年築6階建てのオフィスビル。同社帯広支社が入居している。老朽化による大規模改修に合わせ、地方創生にもつながる拠点にしようと、十勝シティデザイン、市の両者と協定を結び、ワーケーション(地方などで仕事を継続しつつ、地域ならではの活動も行う)の推進拠点やホテル機能、支社機能を持つ複合施設を新たに整備中。現在は外観は完成し、内装工事中。

 2、3階がホテル。ヌプカ別館の位置付けで、本館はシングルだが、別館は全24室がダブルかツイン。一部はトリプルでも利用可能。特にツインは1室約30平方メートル。50インチ前後の大型テレビを配備、オンライン会議や打ち合わせなどビジネス利用も可能な設計に。市内のホテルでは珍しい自転車格納設備付きのサイクルフレンドリー対応の部屋も完備した。

 1階は「Hanare LOUNGE(はなれラウンジ)」で、十勝シティ社が管理。協定に基づき、一般にも無償開放する。仕切り付きスペースなども設ける。十勝の情報をQRコード集などを通じ発信する。

 坂口社長と、創業者の柏尾哲哉さん(東京)は「特に『トカプチ400』が国交相の優れたサイクルルートの候補になっており、そうした需要にも応えたい。カップルや家族でもゆったり滞在できる工夫を凝らした」と説明している。

 お試しプランについて「地元の人にも使ってもらいたい。同時期に普通に宿泊するよりかなりお得」としている。

 予約など詳細は公式ホームページ(www.nupka.jp)へ。(佐藤いづみ)

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