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黄金の稲穂 児童せっせ 「十勝晴れ」原料米収穫

たわわに実った稲穂を刈り取り、笑顔を見せる下士幌小児童(28日午前9時40分ごろ、新井拓海撮影)

 【音更】十勝の米と水で作った地酒「十勝晴れ」の原料となる酒米「彗星(すいせい)」の稲刈りが28日、町十勝川温泉の白木祐一さん(76)の水田で行われた。今年10年を迎える活動で、関係者のほか近隣の下士幌小学校(舘田真校長、児童37人)の5、6年生14人も参加し、たわわに実る稲を鎌で刈り取った。

 帯広信用金庫や帯広商工会議所、帯広畜産大学、JA木野など9連携機関で構成する「とかち酒文化再現プロジェクト」(会長・増田正二帯信金相談役)の活動で、2011年から進めている。264アールの水田に平年より数日遅い5月下旬に田植えを行った。十勝農業改良普及センター十勝北部支所では「成熟期に気温が高かったので、穂数は若干少ないが、稔実割合が高く、反収(10アール当たり収量)は例年以上を期待できる」としている。

 午前9時からのイベント収穫には、増田会長やJA木野の清都善章組合長ら各機関の代表らが参加。鎌で丁寧に刈り取り、脱穀機に次々と入れる作業をこなした。

 コロナの影響で田植えイベントは中止となったため、児童らも今シーズン初参加。5年の長崎向葉君(10)は「楽しい。刈った稲はずっしりと重く感じた」と笑顔。増田会長は「来年2月をめどに10年の記念行事を行いたい」と話していた。

 新米を使った十勝晴れは12月に仕込みを開始し、来年2月に販売予定。(佐藤いづみ)

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  • たわわに実った稲穂を手作業で収穫する下士幌小の児童(28日午前9時40分ごろ、新井拓海撮影)

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  • たわわに実った稲穂を刈り取り、笑顔を見せる下士幌小の児童(28日午前9時40分ごろ、新井拓海撮影)

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  • たわわに実った稲穂を手作業で収穫する下士幌小の児童(28日午前9時半ごろ、新井拓海撮影)

    たわわに実った稲穂を手作業で収穫する下士幌小の児童(28日午前9時半ごろ、新井拓海撮影)

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