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朝摘み完熟イチゴで菓子パン 足寄

新製品「朝摘みいちごのデニッシュ ラフレーズ」と開発を担当した荒町さん

 【足寄】JAあしょろ(新津賀庸組合長)が町新町の温泉熱ハウスで試験栽培しているイチゴを使った菓子パンが開発された。NPO法人あしょろ観光協会(家常尚詞理事長)が12日から、道の駅あしょろ銀河ホール21の売店で販売する。同イチゴを使った加工品は町内で初めてで、ブランド化と消費拡大が期待されている。

 同イチゴは信州大学によって開発された新品種「信大BS8-9」。イチゴの端境期である夏秋を中心に開花し初冬まで収穫できる。味が濃く糖度が高いのが特徴。同JAでは2013年から、温泉熱を利用したハウス栽培を試験的に実施、14年は2棟5000株、今年度は4棟9000株を栽培している。

 通年で収穫できる同イチゴを活用しようと、同観光協会やJAあしょろ、町役場の各職員、町地域おこし協力隊の有志10人が集まりプロジェクトチームを組織。7月上旬から商品開発に向けた会議を重ねてきた。

 2日、同銀河ホールレストランで6回目の会合が開かれ、商品名について協議。多くの候補の中から「朝摘みいちごのデニッシュ ラフレーズ」と決めた。「ラフレーズ」はフランス語でイチゴの意。

 パイ生地風のデニッシュの中にカスタードクリームとカットイチゴが入り、その上に生クリームとつや出しのナパージュでコーティングしたイチゴ(半個)がのっている。朝に収穫した完熟イチゴを使うのが特徴。価格は発売日までに決めるが、1個300円以内を想定。1日30個限定。

 プロジェクトメンバーとして商品開発を手掛けた同道の駅レストラン担当の荒町絵美さん(26)は「皆の意見を出し合って試行錯誤しながら、満足できる商品が出来上がった」と話す。

 また、同じくプロジェクトメンバーのJAあしょろ農産部次長の安田享司さんは「町内での加工品第1弾として期待している。朝摘みイチゴの特徴を引き出してもらいたい」と期待を寄せている。(鈴木裕之)

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