チーズはんぺんドック、全国蒲鉾品評会で賞獲得 帯広水産食品
帯広水産食品(帯広市、渡辺徹代表)の「チーズはんぺんドック」が、2月に東京で開かれた「第67回全国蒲鉾品評会」で「全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会会長賞」を受賞した。十勝から唯一の受賞。
品評会は全国の水産ねり製品を一堂に集め、製品の品質や製造技術の向上を図ることなどを目的に毎年開催されている。今回は全国各地から約800品が集まり、試食などが行われた。外観や味などについて審査し、農林水産大臣賞など15の賞に194品が選ばれた。
チーズはんぺんドックは、スケソウダラとイトヨリダイのすり身をはんぺん状に加工して十勝産チーズを練り込んだものをソーセージに巻き付けた商品。渡辺代表は「ふわふわしっとりとした食感。おやつや、お酒のお供としてもお薦め。働いている人の熱意で完成した商品」と説明する。
昨年、各地のイベント出店で好評で、同11月に商品化した。現在、同社の直売所(西22条北1)などで販売しているが、今後は首都圏や関西圏にも販路を拡大していく。直売所では1本400円で売っている。
品評会での初出品・初受賞について、渡辺代表は「大変名誉なこと。来年以降もチャレンジしたい」と話している。(津田恭平)