プレミアム商品券の販売・利用開始 購入は29日まで 帯広 年末に向けて消費喚起期待
新型コロナウイルスの経済対策として発行する「おびひろプレミアム商品券」の販売・利用が23日に始まった。事前に指定された窓口には、商品券を購入する予約者が続々と訪れた。参加店は年末に向け、消費喚起に期待を寄せている。
帯広市や帯広商工会議所などで構成する実行委員会が発行。全店共通商品券(プレミアム率20%)と飲食店専用商品券(同40%)があり、両券とも発行数を大幅に上回る申し込みがあったため、1人当たりの購入上限を減らした。販売は23~29日(午前10時~午後5時)に市内15カ所のうち指定された窓口で行う。郵送された引換券と身分証明書を持参する。
フクハラいっきゅう店に設置された特設会場には、午前10時の開店と同時に多くの市民が訪れ、商品券を購入し、早速買い物をする姿も見られた。市内の村上義春さん(86)は「共通券は食品などに使い、飲食店専用券ではすしを食べに行きたい。コロナで困っている店の助けにもなれば」と話していた。
全店共通券(17万冊発行)は1000円券12枚入りで1冊1万円。1人上限2冊とし、上限引き下げにより生じた端数分は3冊以上購入希望者を対象に抽選を行い、1冊上乗せした。飲食店専用券(3万冊発行)は1000円券14枚入りで1冊1万円。1人1冊とし、抽選で3万人を選んだ。
使用期間は12月31日まで。参加店は22日現在で1363店。参加店の募集は利用最終日まで受け付けている。商品券に関する問い合わせはコールセンター(050・8881・6855)へ。(津田恭平)
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