十勝物産売り込み FOODEXJAPAN共同出展
【千葉市】アジア最大級の食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN2018 国際食品・飲料展」が6日、千葉市内の幕張メッセで開幕した。十勝の事業者・団体が「北海道十勝物産館」(貴戸武司代表)と題して共同出展し、十勝からの関係者約80人が国内外のバイヤーに売り込んでいる。
43回目となる今年は過去最高の90カ国・地域から約3350社が出展、9日までの期間中に約8万5000人の来場者が見込まれている。同館は、オール十勝で十勝産の1次産品を発信しようと、事務局のとかち財団と帯広信用金庫がまとめ役となり、2001年から毎年合同出展を続ける。
昨年と同じ20社がブースを構え、試食に応じて、特徴をアピールした。初出展のJAめむろ(辻勇組合長)は冷凍の枝豆や皮付きフライドポテトなど11商品を紹介。山上昭司食品販売課長は「東京方面は既存の取引先を通じて小口配送にも応じられるので、販路拡大を目指したい」と意欲を示した。
十勝品質事業協同組合が共同熟成したラクレットチーズ、よつ葉乳業のソフトクリームなどは海外バイヤーからも注目された。とかち財団の斉藤毅事業部参事は「継続出展の事業者が多く売り込み技術がアップし、オール十勝の強みを発揮している」と話していた。
(原山知寿子)