復興へ新得応援 成田空港でそば JALが利用客に
【成田】台風10号に伴う豪雨災害で甚大な被害を受けた新得町を応援しようと、日本航空(JAL)は31日午前、千葉県成田市の成田空港国際線ターミナル出発ロビーで、新得産のそばを振る舞った。年越しそばをプレゼントされた出発客は、空の玄関口で年の瀬の雰囲気を味わった。
JALは毎年大みそかに年越しそばを提供しており、例年は信州そばなどを使用していた。今年は復興支援を目的に新得産を採用、新得物産が製造した200食を冷たいそばにし、町をPRするポケットティッシュとともに配布した。
午前9時から同社出発カウンター前の特設コーナーで、藤田直志副社長、スタッフ約10人が制服やそろいの法被姿で、搭乗手続きを終えた利用客にそばを手渡した。正月を海外で過ごす家族連れや外国人観光客が舌鼓を打った。
同社の紀野典彦帯広支店長は「今年は十勝にとって大変な1年だった。新得のPRになり旅行の機運が高まれば」と話していた。(原山知寿子)