開校100周年祝いモデルロケット打ち上げ 鹿追・上幌内小
【鹿追】今年開校100周年を迎えた上幌内小学校(小西一寿校長、児童13人)で6日、「夢を飛ばそう! モデルロケット教室」が開かれた。児童たちは小型ながらもCAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケットと同じ原理で飛ぶモデルロケットを製作し、大空に向かって打ち上げた。
同校100周年記念協賛会(加納茂会長)の記念事業の一環で、CAMUIロケットの開発を手掛ける植松電機(空知管内赤平市)の植松努専務を講師に招いた。
植松専務は最初に講演を行い、「思うは招く」と夢の実現へ諦めずに挑戦することの大切さを語った。
その後、児童たちは同社が学校教材用に製作した長さ30センチのプラスチック製モデルロケット作りを行った。パラシュートを詰め込むなど難しい工程は上級生が下級生を手伝うなどして完成させ、最後にそれぞれがシールを貼ったり、ペンで色を塗ったりしてカラフルなロケットを完成させた。
校庭で固体燃料を詰めて発射台にロケットを設置。電気信号による点火スイッチを押すと、ロケットは火花を吹いて勢いよく空に打ち上がった。児童たちはパラシュートを広げて落ちてくるロケットのキャッチにも挑戦した。
児童会長の佐藤柊斗君(6年)は「ロケットが飛んで楽しかった」と笑顔。植松専務は「みんなが助け合っている姿を見ることができた。助け合ってやればできないことはない」と児童たちに語り掛けた。
同校の100周年記念式典は26日午前10時から行われる。(大野篤志)
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