池田 町がボーヤ・ファームとの賃貸借契約を解除する方針
【池田】羊牧場を経営する農業生産法人「ボーヤ・ファーム」(池田町清見、安西浩代表)で8月下旬に羊16頭が放牧地の外に逃げ出していたことを受け、町は同法人に貸している町有地約5・6ヘクタールの賃貸借契約について、途中解約も念頭に、来春以降は継続しない方向で検討している。
町有地は山林と雑種地で、同法人が羊の放牧やシープドッグショーを行う場所として利用している。契約期間は4月1日~翌3月31日の1年間で自動更新。町によると、町有地約5・5ヘクタールの部分は、2003年に同法人と契約を結び、継続して貸している。
一方、昨年から敷地外に羊が逃げ出すことが相次いでおり、町は法定家畜伝染病「ヨーネ病」の発生を懸念して、同法人に防止策の徹底などを警告した。しかし、8月26日に6頭、27日に5頭、28日に5頭と3日間にわたって計16頭が敷地外で見つかる騒ぎがあった。
改めて管理の不徹底が浮き彫りとなり、事態を重く見た町は「このままだと契約の解除はやむを得ない。早ければ9日にも結論を出し、相手側に通告する」としている。(小縣大輝)
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