新商品「牧草ロール」 都内自由が丘で限定販売 満寿屋商店
パン製造販売の満寿屋商店(帯広市、杉山雅則社長)は18日午前、新商品のクロワッサン「牧草ロール」を発表した。25日にオープンする東京都内の自由が丘・東急フードショースライス店のみで販売する。十勝のイメージを前面に押し出した新商品で、満寿屋ブランドの新たなファンづくりを目指す。
新商品は、新店の構想が持ち上がった昨年12月ごろから試作を続けてきた。満寿屋がこだわる十勝産小麦使用に加え、あすなろファーミング(清水町、村上勇治社長)の十勝産脱脂乳を使い、サクサクとした食感とこくのある味わいのクロワッサンに仕上げた。
味はオリゴ糖やハスカップチョコなど5種類(各245円~)のほか4個入りのプレーン(600円)を販売する。新店限定で販売し、好評の場合、東京本店や十勝の店舗での販売も検討している。
杉山社長は「コロナの中でも農作物はすくすく育っている。自由が丘はスイーツが昔から強い土地でもあり、(新店では)十勝農業の力強さをアピールしたい」と語った。
村上社長は「満寿屋商店とは長い付き合いがあった。動物に優しい自社の取り組みを、多くの方に知ってもらう機会にもなる」と述べた。(本田龍之介)