嶋野、長崎両選手準決勝で敗退 JAL折り紙ヒコーキ全国大会
【東京】第1回JAL折り紙ヒコーキ全国大会(折り紙ヒコーキ協会主催、日本航空特別協賛)が18日、都内の大田区総合体育館で開かれた。帯広市予選を勝ち抜いた嶋野誠一郎君(芽室小4年)と長崎晴さん(帯広西陵中1年)は、ともに準決勝で敗退したが、全国の舞台で自慢の紙飛行機を飛ばした。
JAL(日本航空)は、各地で折り紙ヒコーキ教室を開催しているが、さらに盛り上げようと今年初めて大会を開いた。全国20カ所で開いた予選会には小学生以下の部に1100人、一般の部に663人がエントリーした。嶋野君と長崎さんは、1月に行われた63人による帯広市予選を勝ち抜き、全国大会に出場した。
この日は、小学生以下、一般の各部に20人ずつが出場した。所定の紙で折った紙飛行機を飛ばし滞空時間を競った。準決勝は各部とも1人3分以内で3回まで投げ、上位4人が決勝に進んだが、記録は、嶋野君が9秒22、長崎さんが7秒93で、ともに惜しくも決勝進出はならなかった。
長崎さんは野球部に所属する傍ら、肩の強さを買われて紙飛行機にもチャレンジし練習してきた。タイムは予選から2秒近く落とし、「残念だが、いい経験になった」と話した。4歳から取り組む嶋野君は、家族5人の応援を受け宿泊先のホテルでも練習した。「全国のレベルはすごい」と話し、2人とも「また出たい」と声をそろえた。
(原山知寿子)