飼料用トウモロコシ収穫開始 鹿追
【鹿追】十勝管内で飼料用トウモロコシの収穫が始まった。町内ではJA鹿追町が農家から委託を受け、大型機械で収穫作業を進めている。
飼料用トウモロコシは根や葉ごと刈り、発酵させて乳牛や肉牛の餌となる。
同JAは農家の負担軽減のため農作業受委託(コントラクター)で、農家約60戸分、約1400ヘクタールの収穫を請け負う。今年は例年より3日ほど遅い6日に収穫を始め、10月上旬まで続く見通し。
大型の収穫機が2・5メートルほどに伸びたトウモロコシを根元から刈り取り、細かく刻んで並走するトラックに積み込んだ。約200メートル収穫するごとに荷台はいっぱいになり、次々と別のトラックに入れ替わった。最盛期には収穫機6台で同時に収穫するという。
同JAコントラ課の寺嶋博晃課長は「今年は干ばつの影響で丈が短いが、太いので収量はそこそこでは」とみている。十勝農協連によると十勝管内の飼料用トウモロコシ作付面積は2万894ヘクタール。(眞尾敦)