豆、大盤振る舞い 帯広で「豆まつり」
生産日本一を発信
日本一の豆類生産地をアピールし、消費拡大につなげるイベント「第36回豆まつり」が5日、帯広市内のとかちプラザで開かれた。昨年の台風被害で収穫量が少ない中、今年も継続した豆の即売会には開始直後から人垣が絶えなかった。
雑穀業者などで構成する実行委員会(委員長・泉剛史大和雑穀社長)主催。市と帯広商工会議所が共催。場内では豆関連の商品を並べた物産展や料理講習のほか、豆の貼り絵や射的、豆に関するクイズなどがあり、家族連れなどでにぎわった。
即売会ではとら豆や大納言など10種を昨年並みの2500キロほど用意。「市場の半値の品もあった」(実行委)こともあり、午前10時の開始前から大勢が押し寄せた。白花豆などを袋いっぱい買った帯広市の山田ミツ子さん(90)は「煮豆にして友人に振る舞うと喜ばれるので毎年来ている。買えてよかった」と笑顔だった。
今回から実行委員長を務める泉社長は「来場者は昨年より多いのでは。たくさんの人が豆に親しむ機会になれば」と話していた。(佐藤いづみ)