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冬のマンゴー、出荷始まる 音更

丁寧に梱包(こんぽう)され、首都圏などに出荷されるマンゴー(25日午前10時半ごろ、折原徹也撮影)

 【音更】冬に収穫するマンゴー「白銀の太陽」の出荷作業が25日、音更町で始まった。赤く色付いたマンゴーは、クリスマス時期に合わせ首都圏などで販売される。

 マンゴーは、経済人らでつくるノラワークスジャパン(帯広、中川裕之社長)が2010年から音更町内のビニールハウスで栽培している。

 収穫は今月上旬から行い、昨年より500個多い2300個を収穫する予定。首都圏の百貨店のほか、今年は果物販売の老舗「千疋屋」(東京)にも初めて出荷する。季節外れのマンゴーは付加価値が高く贈答用に人気で、1個5万円の値が付くこともあるという。

 実の大きさや糖度などを測り、丁寧に箱詰めして出荷している。中川社長は「今年は糖度も高く、昨年同様に出来がいい」と話す。

 国内産マンゴーは通常、夏に収穫される。貯蔵した雪を活用して夏に土壌を冷やし、冬は温泉熱などで暖めることでビニールハウス内の季節を逆転させ、この時期の収穫を可能にした。(池谷智仁)

関連写真

  • ビニールハウス内で収穫される赤く色付いたマンゴー(25日午前10時20分ごろ、折原徹也撮影)

    ビニールハウス内で収穫される赤く色付いたマンゴー(25日午前10時20分ごろ、折原徹也撮影)

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