十勝の食を一堂に 東京で太陽のマルシェ開幕
初回から人気を集めたメークインの無料配布（１４日午前１０時ごろ）
【東京】管内のＪＡや帯広市などでつくる十勝売り込み隊（実行委員長・有塚利宣十勝地区農協組合長会会長）が参加する「太陽のマルシェ」（実行委主催）が１４日、都内中央区勝どきで開幕した。１５日までの２日間の日程で、ジャガイモ１トンや十勝産食材１８種・計９００人分を無料で振る舞い、食と農業の一大基地・十勝を豪快にＰＲする。
同マルシェは２０１３年から月１回開催する国内最大級の都市型マルシェで、地域と都心の住民が物産を通じて交流する。十勝特集は初めてで、十勝から約３０人が上京し、そろいのエプロン姿でアピールした。午前１０時からの第１回目のメークイン配布には行列ができ、十勝トテッポ工房（帯広）のチーズケーキも人気だった。
各ブースでは十勝産小麦のパンや野菜、チーズなどが並び、３台のキッチンカーが豊西牛カルビ串などを提供した。来場した家族連れなどは興味深そうに調理法などを聞いていた。近くに住む主婦坪谷晴美さん（３２）は長女莉来ちゃん（２）と訪れ、「十勝は北海道物産展で目にするが、食材が豊富で驚いた」と話した。
帯広物産協会、十勝観光連盟の鈴木新一専務理事は「住宅地での大規模な出展は初めて。都心の集客力は魅力で、反応を参考に今後の売り込みに生かしたい」と話していた。
同マルシェは午前１０時から午後４時まで。
（原山知寿子）
◆太陽のマルシェについて
・太陽のマルシェ－公式ホームページ
