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本別産の小麦&トマトでピザ ふるさと納税返礼品に商品化

本別産食材にこだわったふるさと納税返礼品用の高級ピザをPRするローカル取締役の長尾匡展さん(右)と前田社長

 【本別】本別町のふるさと納税返礼品として、本別産の小麦やトマトなどを活用した冷凍ピザが、1日から取り扱われている。ふるさと納税運営サポートを手掛けるローカル(熊本市)が商品化した。商品名は「通のご当地PIZZA 北海道マルゲリータ」。直径約20センチの3枚入り(8000円)、4枚入り(1万円)と、返礼品としては求めやすい価格帯でそろえた。(若原奈緒通信員)

 大手チェーンのピザを製造する佐勇(東京)の山形工場と共同開発した。

 町内栄町で農薬や化学肥料に頼らず、発酵肥料などにこだわった「ぜいたくトマト」を栽培している各務重男さんのトマトに、イタリア産トマトと組み合わせた濃厚ソースで上質な甘みを際立たせた。

 ピザ生地に適した小麦粉は、前田農産食品(弥生町、前田茂雄社長)の香ばしい風味が立つ品種「春よ恋」を使用。生地の製法も低温長時間発酵で、機械を使わずに手作業で一枚ずつ丁寧に伸ばした。

 これらにモッツァレラとグラナパダーノのこだわりチーズ、高品質なエキストラバージン・オリーブオイルやバジルの葉で一流ピザ専門店の味に仕上げた。化学調味料や保存料を一切使用してないのも特徴。

 ローカルは2008年に設立。中核のEC(電子商取引)事業と熊本の製造拠点を持つ強みを生かし、ふるさと納税サポートを全国29自治体と行う。地域性を重視した高付加価値の商品開発を得意とし、道内では初進出の本別町を含む3自治体で500以上の返礼品を手掛けている。

 ローカル北海道・東北事業部リーダーの生田目(なまため)哲弥さんは「食の製造小売業として本別産の返礼品を強化し、本別の知名度向上に貢献していきたい」と話している。

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