耕土興論「和多田進(ジャーナリスト) 東京日記(509)『肩書き』攷〔下〕」
人に誘われて「現代のベートーベン」と喧伝されていた佐村河内守の交響曲を聴きに行ったことがある。私を誘った人は、テレビで放映された彼の物語にいたく感動したらしい。 その良さを理解できなかった私は、聴いて愕然とした。稚拙な曲とも思ったが、私は耳に自信がない。演奏会には足繁く行くけれど、それと音楽..
人に誘われて「現代のベートーベン」と喧伝されていた佐村河内守の交響曲を聴きに行ったことがある。私を誘った人は、テレビで放映された彼の物語にいたく感動したらしい。 その良さを理解できなかった私は、聴いて愕然とした。稚拙な曲とも思ったが、私は耳に自信がない。演奏会には足繁く行くけれど、それと音楽..