まちなかのリンクに笑顔 子どもら元気に滑走
「TOKACHI ICE PARK プロジェクト」(実行委員会主催)が開設準備を進めてきたスケートリンクが14日午前11時にオープンした。会場の旧北洋銀行帯広ビル跡地(帯広市西2南9)では早速、子どもたちや観光客が元気よく滑り、道行く市民らが笑顔で見守った。
実行委の谷保明洋さんが「帯広市内中心部のにぎわい創出や『スケート王国』十勝で気軽にスケートを楽しんでもらえたらと思って始めた。まちなかににぎわいと笑顔があふれてほしい」とあいさつ。会場にはまちづくり元気おびひろの藤本長章社長(藤丸社長)や帯広商工会議所の橋枝篤志専務らも駆け付けた。
敷地内には、日本を代表する十勝出身のスピードスケート選手らの写真パネルも飾られ、温かい飲み物などを販売する「ゲル」も人気を集めている。
会場は約1カ月間開放する予定。係員が1人常駐し、平日は午後1時~同7時、土・日曜と祝日は午前10時~午後7時にリンクで滑ることができる。レンタルのスケート靴は50足(有料)用意している。
幕別町から訪れた幕別白人小5年の田中杏彩さんと伊藤莉緒奈さんは手をつなぎながら滑ったり、速さを競ったりして楽しんでいた。2人は「スケートが好き。期間中にまた来たい」と話していた。(牧内奏)