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西洋野菜でスープ商品化 音更たけなかファーム

商品化されたスープ「十勝の朝」と竹中さん(左)、渡辺シェフ。トレイに載っているのがポワロー(左)とセロリアック

 【音更】西洋野菜を栽培している「たけなかファーム」(町西中音更、竹中政則さん経営)は、帯広市内のレストラン「オランジュ」(同市西3南9、渡辺雄二シェフ)などと連携し、同ファームの西洋ネギ「ポワロー」(英語名リーキ)とセリの仲間「セロリアック」を使ったスープを商品化した。同ファームとしては商品化の第一号となり、冷凍パウチで販売する。11日は同店でお披露目を兼ねた試食会が行われた。

 同農場は畑作を営む一方、経営多角化の一環で西洋野菜の栽培を手がけ、今年で8年目を迎えた。フランス料理の定番食材ポワローは2・5ヘクタールを作付け、全国的にも屈指の栽培規模を誇っている。

 スープは、ポワロー、セロリアックと双方を使った混合の3品を商品化した。十勝産野菜や鶏でだしを取り、ポワロー、セロリアックの味を抽出、ジャガイモと米でとろ味を付けた。砂糖を加えていないが、甘みがあり、ネギのおいしさやセロリの香りなど自然の風味を生かした。

 商品のブランド名は「十勝の朝」で藤丸が歳暮商品として3品セットで5400円で販売する他、SECOMがインターネットで取り扱う。同店でもメニューにスープを加える。 

 町は、今回の商品化に産業振興支援補助金110万円を同ファームへ交付した他、「ふるさと納税」の納税者への贈呈品としてスープセットを採用し、支援している。パッケージ、ブランド名はプロコム北海道(帯広)が担当した。

 試食会には寺山憲二町長らが参加し、「食材のうまさが引き出され、自然の味」などと好評だった。渡辺シェフの勧めで西洋野菜の栽培を始めた同ファームの竹中章さん(39)は「野菜の販売ルート確立はまだまだの状態。作物を自分で作り、売るのは大変だが、醍醐味もある」と話していた。問い合わせは同ファーム(0155・45・2014)へ。(平野明)


◆たけなかファームについて
竹中ファーム-公式ホームページ
たけなかファーム-公式Facebookページ

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