「農家の妻」が実生活語る JA帯広かわにしが独身女性対象にパーティー
JA帯広かわにし(足助博郁組合長)と十勝で男女の交流会を企画・運営する「koimusubi十勝」(工藤美佐代表)は6日、帯広市内の北海道ホテルで婚活事業「おとぎの国のアフタヌーンティーパーティー」を開催した。独身女性25人が参加し、春のスイーツを食べながら「農家のお嫁さん」からどんな生活をしているのか、職員から同JAについて話を聞いた。
同JAは農家戸数の減少を食い止めるため、昨年から同団体と連携し、本格的な婚活支援事業を実施。今回は「農家に嫁いだら大変という、昔のイメージを払拭したい」(工藤代表)とイベントを企画し、20代を中心に40代までの独身女性が参加した。
会では同団体のメンバーでもある廣瀬智美さんが「農家のお嫁さんの今」として、「最近はお嫁さんが外で働くケースも増えているし、私は好きなファッションで仕事もしている」と語り、大好きなネイルのデザインも紹介。「冬は作業が休みなので、旅行に行ったり、好きなことをしたりできる」と話した。
また、同JAの赤坂憲一さんが、スマート農業による農作業の自動化や川西のナガイモが宇宙食に採用されていることなど、川西地区の農業について解説した。
参加した会社員の女性(24)は「ネイルや髪の色など思っていたイメージと違って楽しそうだと思った。農家にお嫁に行くのも一つの生き方かな」と楽しそうに話していた。(完戸雅美)