ねっとり、ホクホク、違いを実感 卸売市場でサツマイモの食べ比べ
帯広地方卸売市場で22日、サツマイモの食べ比べイベントが開かれた。来場者は「紅はるか」「なると金時」の2品種を味わい、お気に入りの焼き芋に投票していた。
高温化を背景に北海道・十勝でもサツマイモの作付けが増加。同市場で扱う年間460トンのうち5%程度は十勝産が占めるようになった。食べ比べはサツマイモを身近に感じてもらうのが目的で、昨年12月のサーモンに続き企画した。
同市場の買受人の池田花園(帯広市)が焼き芋にして提供。来場者は「ねっとり系」の紅はるか、「ホクホク系」のなると金時の食感を確かめていた。
市内から来場した佐藤礼子さん(60)は、紅はるかに投票。「夫が好きなのでサツマイモはよく食べる。十勝産が増え、価格も手ごろになればうれしい」と話していた。(大谷健人)