350人が地域の発展願う 帯広市新年交礼会
帯広市主催の新年交礼会が6日午前11時から、市内のホテル日航ノースランド帯広で開かれた。十勝の政財界などから関係者約350人が出席。新年の幕開けを祝うとともに、地域のさらなる発展を願った。
米沢則寿市長は年頭あいさつで、「誰もが幸せに暮らし続けられる地域づくりを進めていくには、私たち一人一人の将来を見据えた失敗を恐れない前向きな行動が大切」と述べ、日本資本主義の父と呼ばれ、昨年発行された1万円札の肖像にもなった渋沢栄一の「夢なき者は理想なし」で始まる「夢七訓」を紹介した。
農業や水、自然のほか、帯広川西インターチェンジ周辺における新たな物流拠点の形成などに触れ、「東北海道の物流の要衝としての存在感が高まっている。未来を信じ、信念を持って行動し続けてきたことが、まさに今の時代相と重なってきた」と強調。「この機を逃すことなく、社会情勢の変化に柔軟に適応し、複雑・多様化する地域課題の解決を図る」と決意を示した。
横山明美市議会議長のあいさつに続き、来賓の石川香織衆院議員のほか、清水拓也、村田光成、鈴木仁志の帯広市選出3道議を代表して鈴木道議が祝辞を述べた。帯広開発建設部の時岡真治部長の発声で牛乳で乾杯し、帯広商工会議所の川田章博会頭が締めた。(津田恭平)