すき焼きピロシキ3位、南商クッキング部の藤田さんと北野さん 牛肉料理甲子園
【札幌】高校生の自由な発想で牛肉料理メニューを競う「みんなの牛肉料理甲子園in2024」が8日、札幌ベルエポック製菓調理専門学校で開かれ、帯広南商業高校クッキング部1年生の藤田萌々香さんと北野菜々子さんの「チームもなか」が3位に輝いた。
同コンテストは北海道牛肉消費拡大強化対策実行委員会の主催で、「家庭でまねしたい牛肉メニュー」をテーマに今年が3回目の開催。道外4校を含めて13校・34チームが参加し、1次審査(レシピ審査)を通過した5校が本選に臨んだ。3位賞は上位4番目の栄誉。
アニメがヒント 豊西牛肩肉使い
帯南商高のチームもなかは、焼いたピロシキに牛すき焼きを入れる「ピロシキinすき焼き」を出品した。藤田さんがアニメの料理レシピをヒントに考案。北野さんと共に豊西牛の肩ロースを使ったすき焼きにアレンジを重ねた。
本選で完成したピロシキは「少し形が崩れてしまった」(藤田さん)との反省もあったが、審査員は「新たな発想で料理を仕上げ、見た目も楽しませてくれた」と評価した。
受賞について藤田さんは「準備期間が短かったので、3位は満足している」と話し、北野さんは「時間内に調理を完成させてとてもいい経験になった」と喜びを語った。引率した同部の松原明香顧問は「刺激を与えてもらった。それを糧にし何か将来につながれば」と話していた。(道下恵次)