毛ガニ3杯1万円…大津の魚介に大行列 大漁まつり
【豊頃】第18回大津港大漁まつり(実行委員会主催)が1日午前9時50分から、豊頃町の大津漁協1階荷さばき所で開かれた。新鮮な魚介類が浜値で並び、開始前から長蛇の列ができた。
鮮やかな大漁旗が掲げられた会場には秋サケ、シシャモ、ホッキ、毛ガニなど旬の味覚がずらりと並び、開始早々に売り切れも。毛ガニは3杯1万円、ツブは一袋(2キロ)1000円、ホッキ(大)は4個入り1000円などお買い得とあって、午前6時半から並ぶ人の姿も見られたという。
秋サケ、カジカ、シシャモの鍋が無料で振る舞われ、買い物を終えた人たちが舌鼓を打った。ホッキやシシャモを購入し、早速ズワイガニを味わっていた釧路市の中居向利香さん(48)は「すごくおいしい。魚介類が豊富でびっくりした」と笑顔だった。
開会式で、前川幸大実行委員長は秋サケの不漁など漁業を取り巻く厳しい環境に触れ、「数に限りはあるが、新鮮さ、おいしさを実感して大津の魅力を感じてもらえれば」とあいさつした。(澤村真理子)