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新得産バナナの葉を料理に 南インド料理DAL「SDGs考えて」

新得産バナナの葉を活用したメニューをPRする大村さん

 南インド料理専門店「南インド料理ダール」(帯広市西15南35、大村靖夫代表)は、友夢牧場(新得)で生産するバナナの葉を使用した「鮮魚のバナナの葉包み焼き」を、30日までの期間限定で提供している。国内では料理に使用されることの少ない素材を用いることで、SDGsへの関心を高めるための取り組み。

 同店は本場インドへの留学経験を持つ大村さんが2015年に開業。本格的な南インド料理を専門にする飲食店は管内では珍しいという。「マニアックになりすぎず南インドの文化を楽しく伝える」をモットーに、「手食チャレンジ」などのキャンペーンや料理を通して本場文化を発信している。

 「鮮魚のバナナの葉包み焼き」は開店8周年記念の料理でもある。スパイスでマリネしたカレイにマサラ(カレーソース)をかけてバナナの葉で包み焼きにした。バイオガス発電の余剰熱を利用してバナナをハウス栽培する友夢牧場で、収穫期に残るバナナの葉を活用している。これまで同牧場のバナナの葉は札幌円山動物園のゾウに寄贈してきた。大村さんの「料理を通して、楽しみながらSDGsについて考えるきっかけをつくりたい」という思いから、一部提供を受け調理や皿に利用している。

 本場南インドでは「浄・不浄」の考え方からバナナの葉を皿として使用することもあり、大村さんは「SDGsと本場文化を一度に発信できる。おいしく楽しく、エコについて考えてみませんか」と来店を呼び掛けている。

 包み焼きはディナーのみの提供で前日までの予約制。1250円。問い合わせは同店(0155・47・5678)へ。(児玉未知佳)

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  • 新得産バナナの葉を活用した「鮮魚のバナナの葉包み焼き」

    新得産バナナの葉を活用した「鮮魚のバナナの葉包み焼き」

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