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豊頃町とエレゾ社が災害協定を締結

協定書を交わした(左から)按田町長と佐々木社長

 【豊頃】豊頃町と食肉加工・飲食業「エレゾ社」(町大津、佐々木章太社長)が3月29日、「災害時における食事の提供および宿泊施設等の利用に関する協定」を取り交わした。同社が協定を結ぶのは初めて。

 協定は、災害時に大津地域のトンケシ津波指定緊急避難場所に避難する町民への支援が目的。大津地域は、災害時に津波の被害が想定される「特別強化地域」に指定されている。同社が昨年開業した宿泊施設を活用し、避難者に宿泊場所として開放するほか、食事の提供などに協力する。

 この日は、佐々木社長ら同社の4人が町役場を訪れ、按田武町長と協定書を交わした。按田町長は「大津地域は逃げても陸の孤島状態になる。この協定は避難後の安心につながるため心強い」と感謝し、佐々木社長は「町民の皆さんの生命を守って、役割と貢献を果たしていければ」と話した。

 今後、町と同社は避難時の収容人数や対応日数など詳細を検討する考え。(水上由美通信員)

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  • 協定書に調印した(左から)按田町長と佐々木社長

    協定書に調印した(左から)按田町長と佐々木社長

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    協定書に調印した(左から)按田町長と佐々木社長

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