畜大2次試験前期日程 トラブルなく実施
国公立大学の前期日程試験が25日、全国で行われ、帯広畜産大でも共同獣医学課程と畜産科学課程合わせて385人が試験に挑んだ。道央圏では大雪のため交通に乱れが生じるなどしたが、この日の帯広は穏やかな天候で、問い合わせ含めてトラブルはなかった。
大学試験制度の変更と合わせて、同大では2006年以来15年ぶりに前期日程の試験制度を変更した。これまで同大の試験は、数学、英語、物理、化学、生物の5科目から各2題が出題され、5題を選んで解答する形式だったが、今年は5科目は変わらず、各1題の出題となり、必須科目の英語と残り2題を選択する。
同大の今年度前期日程の志願者は、共同獣医学部が昨年より19人多い144人(募集人員30人)で倍率4・8倍、畜産科学課程は昨年より86人少ない259人(同130人)で同2・0倍。当日の受験者数は計385人で、受験率は95・5%だった。
大学構内には午前9時ごろから続々と受験生や保護者らが訪れ、試験会場へと向かった。山形県から受験した脇楓さん(19)は「入試制度が変わって緊張もあるが、簡単なミスをしないように気を付けたい」と話していた。
後期日程は3月12日(共同獣医学課程)、13日(畜産科学課程)で、合格発表は前期が3月6日、後期が同20日。(大谷健人)