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広尾 サケの採卵授精作業が本格化

サケの卵にオスの精子を振りかける作業員(11日、広尾ふ化場)

 【広尾】管内各地のふ化場でサケの採卵授精作業が本格化し、十勝釧路管内さけ・ます増殖事業協会(会長=亀田元教広尾漁協組合長)が作業を進めている。広尾ふ化場では11日に始まり、卵に精子をかけて受精を促した。

 管内5カ所のふ化場のうち、更別がトップを切って10日にスタートした。広尾は8月20日から採卵用サケの捕獲を開始し、施設内の水槽で育成。広尾川ではこれまでに約5000匹を捕獲したが、同協会によると「数は少なく、例年の6割ほど」という。

 この日は約15人が朝から作業。婚姻色を帯びたメス174匹の腹を割いて取り出した約35万個の卵をボウルに移し、手際よくオスの精子を振りかけた。

 卵は1時間ほど置いた後、光を遮断して水が循環する「ふ化室」に運んだ。ふ化は11月中旬ごろに始まる見通しで、来年3~5月に広尾町内の河川で放流する。(松村智裕)

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