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帯広畜産大 ロードキル調査協力を呼び掛け

ロードキルを減らすため、調査協力を呼び掛ける浅利特任講師。画面はアプリ「バイオーム」

 帯広畜産大学の浅利裕伸特任講師(42)は、動物と車両の事故「ロードキル」を防ぐための調査協力を呼び掛けている。いきものコレクションアプリ「バイオーム」に交通事故で死んだ動物を記録し、発生場所や動物種を記録していくことでロードキル防止対策へと役立てる。

 自然との共存・共栄を目指す同大の農業共生圏高度専門家育成事業の一環。バイオーム(本社京都市)との共同研究によるロードキルアプリの実証実験で、全国のロードキル状況を収集する。

 バイオームはスマートフォンなどで利用でき、動植物の写真を撮影すると名前が分かる無料アプリ。生き物を見つけたり、コレクションしたりするなどの楽しみ方ができ、今回の調査はアプリ内で行う。

 協力方法はロードキルを発見した際に、写真を撮影して「#ロードキル調査」と入力してアプリに投稿する。発生場所や動物種など集まったデータを研究者が解析していく。

 海外では市民がロードキルの被害を受けた生物種や場所などを記録するシステムがあるが、日本ではロードキルの研究者が少なく、データがほとんど蓄積されていない。データは研究利用や道路管理者の事故防止策への活用、希少動物保全にも期待され、浅利さんは「車を止めて写真を撮るのも危ないときがあるので、できる範囲で協力してもらいたい。データが多いほど精度が違う」と協力を呼び掛けている。(松田亜弓)

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