十勝に向けて出発進行! 観光列車ロイヤルエクスプレスの初便
【札幌】十勝など道内を巡る高級観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」の初便が28日午前11時すぎ、十勝に向けて札幌を出発した。首都圏や道内などからの参加者は3泊4日の日程で、北海道の食や自然を満喫する。
東急やJR北海道など4社の共同事業。東急電鉄が静岡県・伊豆で運行している車両を使用する。
同列車は札幌を出発し、帯広・十勝、釧路・知床、オホーツク・北見、旭川・美瑛・富良野の4エリアを周遊する。代金は1人当たり68万円(2人・1室利用の場合)。初便の旅程は28~31日、9月は2回運行する。
28日は札幌駅を出発し、帯広駅などを経由して池田駅に到着する。夕方に池田町のワイン城でパーティーを開催し、十勝川温泉第一ホテル豊洲亭に宿泊する。2日目は、いただきますカンパニーの農場ピクニックを体験する。列車内では道産食材を使った料理などを提供する。
28日午前、札幌駅で出発セレモニーが開かれ、東急の高橋和夫社長は「北海道の観光振興の一助になれば」、JR北海道の島田修社長は「クルージングトレインが全国に発信される機会になってほしい」とあいさつした。来賓の鈴木直道知事は「北海道の素晴らし景色を車窓から見て、食を楽しんでほしい」と語った。(津田恭平)