十勝の飲食店テークアウト情報サイト続々
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で苦境に立たされる飲食店を応援しようと、商業団体や事業所が、市内飲食店のテークアウト情報を一堂に集め、ホームページ(HP)などで発信する取り組みを相次いで始めた。いずれも「一定の効果はあり好評」と手応えを感じている。
帯広市商店街振興組合連合会(杉山輝子理事長)はHP上でテークアウトに対応する飲食店情報の掲載を始めた。市内15の商店街振興組合や振興会などに呼び掛け、3月19日に開始。帯広はげ天本店や満寿屋商店本店など20店舗(今月9日時点)の持ち帰りメニューや営業時間、店内写真などを掲載。掲載期間は未定で、依頼があれば随時更新していく。市振連の木川博史事務局長は「三密を避ける傾向で店内利用が減る中、少しでもお店の維持に貢献したい」とする。
ソーゴー印刷(帯広市、高原淳社長)が発行するフリーマガジン「月刊しゅん」では3月末、飲食店応援プロジェクトとして、ホームページ上にテークアウト特集のサイトを開設した。自社のネットワークを生かし、登録店はすでに100店を超える。
同時にテークアウトを盛り上げようと、賛同企業を募り、テークアウトした料理・弁当を職場でランチする様子をHPやフェイスブックなどで発信する取り組みも展開。賛同企業は22社・団体で、すでに小春日和や柴野電工社(いずれも帯広市)などの様子が紹介されている。担当する盛一美由希広告・マーケティング部長は「反応を見ても飲食店を応援したい人や企業は予想以上に多いことが分かり、うれしい。店や賛同企業は随時増やしたい」と話している。
帯広商工会議所や北海道中小企業家同友会とかち支部、十勝毎日新聞社なども、テークアウト情報をHP内のサイトで紹介している。(佐藤いづみ、沖田唯可)
◆テークアウト情報について
・帯広市商店街振興組合連合会-帯広市商店街振興組合連合会公式ホームページ
・月刊しゅん-月刊しゅん公式ホームページ
・つなぐマルシェ-帯広商工会議所公式ホームページ
・新型コロナウイルスによる経済停滞防止キャンペーン-北海道中小企業家同友会とかち支部公式ホームページ
・十勝テイクアウト情報-十勝毎日新聞社公式ホームページ