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雨にぬれて鮮やか ジャガイモの花が見頃

かれんな花が一面に広がるジャガイモ畑(2日午前10時半ごろ、帯広市昭和町で。新井拓海撮影)

 十勝管内のジャガイモが開花時期を迎えた。薄紫や白の花が咲き、初夏の畑を彩っている。

 十勝は国内生産量の3割を占めるジャガイモの一大産地。「大正メークイン」が特産のJA帯広大正によると、5月は干ばつで生育にばらつきが出たが、その後は適度な雨で挽回している。関係者は「比較的順調。このまま生育すれば良いイモができる」と、出来秋に期待する。

 ジャガイモは南米アンデスから欧州に渡った当時、花の観賞が目的だったとされている。メークインは薄紫色、加工用のトヨシロは白色の花を付ける。帯広市内の畑では6月下旬から花が咲き始めた。市内昭和町では2日午前、雨にぬれた薄紫の花が、緑の葉の上で色鮮やかに映えていた。花の季節が終わり、地中で大きく育ったイモは8月中旬に収穫期を迎える。(安田義教)

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