「まちゼミ」開講へ研修会 市振連
「得する街のゼミナール(まちゼミ)」に向けた研修会が、帯広市商店街振興組合連合会(市振連、杉山輝子理事長)の事務所で開かれた。市内の商店街関係者向けの研修会は初めてで、今後、具体的な講座作りを進める。
「まちゼミ」は各商店の専門性や店主の特技を生かし、無料で提供する講座のこと。愛知県岡崎市で始まり、全国約370カ所に広まった。講座を通し、店と消費者の間で「顔の見える関係」を構築、来店客数の増加や市街地の活性化につなげている。
帯広では帯広商工会議所と市振連が共同で事業展開し、10月から開催する予定。この日の研修会には商店主ら19人が参加し、まちゼミの「仕掛け人」とされる松井洋一郎さん(岡崎まちゼミの会代表)が講師を務めた。
松井さんは全国各地の講座の成果を紹介し、「まちゼミを通じて新しい商いにチャレンジする事例も出てきた。数年続けることで店舗にとって好影響がある」と述べた。
今後、講座の内容を考えるワークショップも行うことにしている。(本田龍之介)