十勝和牛弁当PR 振興協が都内物産展で
【東京】「十勝和牛」生産団体の十勝和牛振興協議会が18、19の両日、都内の東武百貨店池袋店で開催中の北海道物産展「大北海道展」会場で、十勝和牛をPRした。昨年12月の十勝和牛枝肉共励会の上位2頭の枝肉を使ったスペシャル弁当の販売を応援し、肉質の高さをアピールした。
大北海道展出店者の豊平館厨房(札幌)が、十勝和牛を気に入り、8年前から毎年共励会の上位牛を買い付け、物産展で「チャンピオン牛」のステーキ弁当として販売している。
今回は最優秀賞の岡本透さん(大樹町)、優秀賞一席の山田貴赦さん(幕別町)の枝肉を使用。6日からの大北海道展で実演販売している。
十勝からは山田さん、十勝農協連の千葉拓哉さん、JA幕別町の岩田靖さんが上京した。そろいの法被姿で十勝和牛のパンフレットを配り、売り込んだ。1500食限定の「新春記念別製ステーキ弁当」(3780円)は既に売り切れ、30食限定の「王様ステーキ弁当」(1万5660円)も続々と売れていた。
2、3月の千葉県船橋市と宇都宮市での物産展でも販売する。豊平館厨房の杉山隆社長は「十勝和牛は生産者の意識が高く、品質が安定している」と評価。山田さんは「畜産農家が販売現場を見ることは少なく、励みになり、非常に貴重な機会」と話していた。
(原山知寿子)