吹奏楽で高齢者激励 新得ジュニア吹奏楽団
【新得】敬老の日の19日、新得ジュニア吹奏楽団(顧問・新得小学校川口正英教諭、重泉壮生教諭、団員11人)が、社会福祉法人厚生協会の養護老人ホームひまわり荘(御幸直美施設長)を訪問した。大雨で断水被害があった町内の施設入所者を息の合った演奏で元気づけた。
同楽団は「一音一会」をモットーに、週3回新得小学校で練習を積んでいる。大倉ひなた団長(6年)は「先日の災害で町は甚大な被害を受けたが、私たちの音楽を聴いて元気になってくれたら」とあいさつ。入所者約50人が見守る中、故郷(ふるさと)や岡本真夜の「TOMORROW」など4曲を披露し、盛んな拍手が送られていた。
町屈足地区出身の入所者伊藤梅子さん(87)は「断水中も職員みんなが不自由な生活を支えてくれた。私も頑張ります」と笑顔を見せていた。
(小寺泰介)