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ベーカーズ研がオリジナルパン 14日に鹿追で披露

研究会の店舗で販売するパンとゆでめんを組み合わせたオリジナル商品。前列左が林会長

 管内の製パン業者10店でつくる十勝ベーカーズ研究会(林隆義会長)が、共通の材料を使ったオリジナルパン作りに取り組んでいる。コッペパンに鹿追産小麦のゆでめんを挟むこと以外は味付け、トッピングは各店の自由。会員店舗の一部が14日、鹿追町内の道の駅しかおいで披露を兼ねて販売し、今後は各店でも扱う。

 同研究会は1983年から、地元のパン店が集まって技術向上や親睦を目的に活動している。原料メーカーを招いた製パン講習会や先進的な事業者の工場視察などをしてきた。オリジナルパン作りは、勉強した技術の成果を発表をしようと初めて企画。会員店舗のうち5店が参加した。

 研究会オリジナルパンの条件は、コッペパンとラーメン用のゆでめんを使うこと。めんは鹿追町の「麺(めん)処しかめん」が提供する鹿追産小麦を使ったゆでめんを使う。他の具材を加えたり、ラー油やしょうゆ、バジル味のソースと組み合わたりすることで味の幅が広がる。今企画を提案した花ねこパン屋(鹿追)の奥田直樹さんは「焼きそばパンがあるので、ラーメンと合わせてはどうかと考えた。中華風やイタリアン風など各店で味の違うパンが楽しめる」とPRする。

 同店では、めんと魚肉ソーセージ、なるとなどをラー油で絡めてパンではさんだ「塩ラーメンパン」を考案。手づくりパンの店じゅん&まき(清水)では、ホットドックのようにめんの上に大辛ウインナーを乗せた。14日はオリジナルパンの披露を兼ねて販売。他に石窯パン工房ボンパン(帯広)、ぱん本舗「くーぷ」(大樹)も参加する。価格は1個250円の予定で、数量限定で販売する。

 同研究会の会員は地元に根付いたパン店を営んでいるが、奥田さんは「それぞれの店でお客を呼ぶだけでなく、みんなで一緒に企画するとより効果が出る」と狙いを語る。林会長は「14日は大勢の人に来てもらいたい」と呼び掛けている。
(安田義教)

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