カラフルな牧草ロール登場 帯広空港近く
とかち帯広空港に隣接した帯広市以平の牧草畑に30日、オレンジや緑の珍しい色の牧草ロールが登場した。
近くの酪農家菊池宗幸さん(37)と女性農業者でつくる「十勝ガールズ農場」の試み。牧草ロールは黒や白色のビニールで巻くのが一般的だが、オレンジ色と緑色を入手して約8ヘクタールの牧草畑で使った。
場所は空港の滑走路の東隣で、離着陸する飛行機や空港の展望デッキから見える位置。黒に交じって、さわやかなオレンジと緑のロールが約50個が点在した。同農場の高野華瑠菜さん(26)は「かわいらしい色のロールになった。空港の利用者などに楽しんでもらい十勝農業のPRになればいい」と話していた。
カラフルロールの取り組みは一昨年から地元農家が行っていたが、今年はJA帯広大正も協力した。ただ、牧草ロールは牛舎に運ぶために7月1日には回収する予定で、わずかな時間の楽しみになった。
(安田義教)