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十勝牧場で子馬の出産ピーク

親子で草を食べる馬たち(17日、午前9時、十勝牧場で。山下僚撮影)

 【音更】家畜改良センター十勝牧場(町駒場並木8)で、子馬の出産がピークを迎えている。

 同牧場は馬の種畜を供給しており、茶色のブルトン種と黒、白、ねずみ色のぺルシュロン種の馬を繁殖・育成。体重は1トンほどでサラブレッドより大きく、成長した馬は全国の農家で主に繁殖馬に用いられる。

 今シーズンは60頭の子馬が生まれる予定だ。2月6日に最初の分娩があり、17日までに29頭の子馬が元気に生まれた。同日夜も1頭の子馬が生まれ、体重は78キロだった。最終分娩日は4月19日の予定。職員は泊まり込みで世話している。

 生まれたばかりの子馬は母馬と同じ厩舎(きゅうしゃ)で母乳を飲んだり、体をなめ合ったりとのんびり。厩舎外でも産後の休養期間を過ぎた馬の親子たちが牧草を食べ、水を飲み、じゃれ合っている。同牧場の業務第二課馬係の寺井恵子さんは「残りの31頭も安全に元気に生まれてきてほしい」と話した。

 馬の妊娠期間は335日。来年の種付けのため、出産を終えて9日を過ぎると、母馬の卵巣チェックが始まり排卵が近ければ種付けをする。夏には馬の親子は100ヘクタールほどの放牧地に移動するため、牧場内の展望台から様子を見ることもできる。(星茉莉枝)

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