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パン店と洋食レストランが「コラボ営業」 帯広

コラボ営業で生まれたメニュー、パングラタンを手にする水上さんと丸山さん(左から)

 帯広市内のパン製造販売「ベイクリヴェルタ」(西23南3、水上澄勇オーナー)は、パン店と洋食レストランが合体して営業する店として話題を集めている。

 オーナ-の水上さん(53)は帯広生まれ。高校卒業後、旭川や札幌の製パン店などでの勤務を経て2011年、現店舗を構えた。

 当初は店内でパンの他、軽食も提供していたが、満足のいくメニューが提供できずにいたという。そんな折、帯広市内で洋食店を経営していた丸山修さん(52)に、常連客だった水上さんが声を掛け、昨年11月に「コラボ営業」がスタートした。

 丸山さんはこの道35年の料理人。広尾町に食堂、大樹町にも飲食店を構え、パスタやカレーなど、洋食を中心に腕を振るってきた。洋食にはパンを使うメニューも多く、丸山さんは「料理屋がパンを作るのは難しい。プロが手掛ける焼きたてパンをすぐ料理としてアレンジできる環境はそうないのでは」と話す。

 店内はパンを販売するコーナーに洋食店が隣接する構図。水上さんが焼いたパン生地を使い、丸山さんがパングラタンやサンドイッチ、カツサンドなどのメニューとして提供している。

 水上さんは「レストランの利用客が帰りにパンを購入するなど、相乗効果が生まれ、客足も伸びている。互いの得意な分野を生かしつつ、今後も営業を続けていきたい」と手応えを感じている。

 営業時間はパン店が午前10時~午後6時(月曜・第3日曜定休)、レストランが午前11時半~午後2時半、午後5時~同10時(月曜定休)。問い合わせは同店(0155・67・7120)へ。(安倍諒)

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